Tezosのクラウドファンディングが終了しました。
ICO期間中は、ビットコイン、イーサリアム、ネム等、全て暴落するという状況でした。
ICO開始時点では20%のインセンティブがあったのですが、期間中にイーサリアムなどは暴落していたので、ICO終了時点で投資してもほぼ同じだったように思われます。
Contents
TezosのICOの結果は?
65,635 XBT=約176億
361,122 ETH=約85億
合計 261億
史上最高額のICOになっています。

日本のTwitter界隈ではあまり騒がれていませんでしたが、
恐らく、これからTezosは話題になると予想します。
私は、Tezosがイーサリアムの代替通貨になってくれることを期待しています。
これまでの仮想通貨の課題
・スケールアウトに対応できていない(Segwit等の対策が必要)
・不具合修正時の意思決定方法がない
・マイニングに大量の電力を使用する(プルーフ・オブ・ワーク(PoW)による承認)
Tezosの特徴
・ハードフォークによらないシステム修正が可能
・プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用
1.セキュリティを維持するための、長期的な電気代等の取引手数料、
2.マイニングの中央集権化と企業支配傾向の増加、
3.マイナーとビットコインホルダー間の利害の相違、
といった問題を解決します。
前回記事に仮想通貨が持つ、「decentralized」な仕組みの欠点や取引量増加に伴う処理遅延といった課題をあげていましたが、Tezosは、ビットコイン、イーサリアムが持つ課題を解決できることが強みだと思っています。

ティム・ドライパーってどんな人?
ところで、Tezosで調べると「Tim Draperがビットコイン以来、投資したことで注目されている」という記事が多く見つかります。
Tim Draperとは、一体、どんな人なのでしょうか?
Wikipediaで調べてみました。
ティム・ドライパーは「ベンチャーキャピタリスト」です。
学歴はハーバード・ビジネス・スクール(MBA)、スタンフォード大学出身で、2014年、オークションで約30,000のビットコインを購入したことで話題になっています。
2017年現在のビットコインの価値で考えると、ビリオネアベンチャーキャピタリストと称されているのも納得です。また、Draperの父親Bill DraperはSkypeの初期投資家でした。
どうやら、親の代からベンチャー企業へ投資している凄い人のようです。。。

最後に・・・。
ICO投資の現実を振り返ってみます。
仮想通貨全体の市況の影響もあるのかもしれませんが、
最近で話題になったMobileGoなどの現状をみると、ICO価格割れしているものも多くあるのが実態です。
余剰資金で取り組むのが望ましいと思います。